寒さが戻ってきたシュトゥットガルトですが、おうち時間が長いと必然的に家で飲食する時間も増えますよね。
コーヒー、紅茶、ジュース、水、牛乳…と何でも飲んでいるしだいたい何でも買えるドイツですが、やはり不足気味なのはお茶!
一時帰国した際にまとめ買いしたり、家族に日本から送ってもらったりしています。
一応こちらでもアジアスーパーなどには売っていますが、日本のメーカーの物はかなり割高、そうでないものはちょっと違う味…。
というわけで特にチャレンジせず、日本の美味しいお茶を堪能していた私たち。
ですが、最近気になる情報を入手したので思わず試してみました!
それはこちら!ジャーン!
“麦コーヒー”なるこちら、なんと薄めると麦茶の味がするらしい…!?
この、“〇〇が△△の味になる”とか“□□を××すると△△の代わりになる”みたいな情報、きっと海外在住者あるあるだと思うのですが、試してみずにはいられません。
“パスタをゆでる時重曹を入れると中華麺になる”とか“ルバーブを塩で煮ると練り梅になる”とかいうやつですね。
最初に発見した人は表彰レベル!!感謝感激!!
今の時代高いお金を出せば、先進国の都市にはほぼアジアスーパーがあるだろうし、日本食のネット購入もできる。
でも私は、今いるところの安くて美味しい知らなかったものを試したいし、「意外と作れるものっていっぱいあるんだ!」という発見や驚きが新鮮でとても楽しいです。
どうしようもなく日本食が恋しくて日本に帰りたくなる時もしょっちゅうありますが…
話が逸れましたが、麦コーヒーです。
「え、全然麦茶じゃない」という時のために少量だけ買いたかったのですが、ここはドイツ。
とにかくなんでもデカいドイツ。
どーん。卵と比較。
これで200~300円程度だったので、もし失敗しても痛くはないのですが何しろデカい。
中身はインスタントコーヒーよりもっとサラサラの粉。
色も薄めです。これを、水もしくはお湯に良い感じに溶かすだけ。
比率はイマイチ正解が分かりません。
とりあえずやってみたら、麦茶のはとこ!くらいの親戚関係は感じられる味でした。
でも薄かったかも、と思いもう少し濃くして再チャレンジ。
今度は薄めたインスタントコーヒーのはとこ!てな具合。
とにかく麦茶に寄ろうとがんばっている感じがかわいいし、お茶の風味はないけど味は麦ベース同士で近いし、私はわりとグビグビ飲んでいます。
白いごはんに合います。
夫は大のお茶好きであんまり安いお茶や変なものは飲みたくないので、これを麦茶とは認めてくれません。
麦茶じゃないよ、それは分かる!
でも麦茶風のなにか、ではある。
そんな不思議な麦コーヒーは、たぶん、コーヒーとして飲む方がより「???」な味だと思います。
スプーン1,5杯に120mlの水だそうですが、一般的なコーヒーとはかけ離れた味。
戦時中など、コーヒーが高価だったころは代用コーヒーとして飲まれていたそうです。
だから、高齢のドイツ人は当時を思い出すので麦コーヒーは嫌いな人も多いんだとか。
日本でおもてなしのつもりで麦茶を出したのに、なんだか嫌な顔をされた、というウワサもあるとかないとか…
食に文化あり、ですね。
世界に誇る和食文化のなかで育った私にとっては、悪いけれどドイツの食文化は貧しすぎる、の一言ですが、生活しなければ知ることも口にすることもなかったであろう麦コーヒーが、また少しドイツと私の距離を縮めてくれたような気がするのです。
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