いつも候補には上がるものの、近すぎていつでも行けるような気がして後回しになっていた、ミラノ。
思い立って、週末ふらりと行って来ました!
夜に到着したのですが、コロナがひどかったイタリアの中でも特にひどかったロンバルディア州に位置するミラノ。
普段のミラノを知りませんが、コロナで静かになってしまったままなのか…と悲しい気持ちになる静けさでした。
けれど、とぼとぼ石畳を歩き数少ない開いているレストランで食べたピッツァの美味しさはさすがイタリア!
来てよかった♡
そして翌日。
コロナの心配をしつつもこの時期にわざわざミラノへやって来たのは、『最後の晩餐』を見るため!
通常は半年前にチケットが売り切れてしまうようなミラノの一大人気スポットが、コロナの影響で数日前でも(なんなら当日でも?)チケットが買えてしまったのです!
レオナルドダヴィンチが描いた有名すぎるほど有名なこの絵は、持ち運びのできるものではなく壁画。
この地に足を運ばなければ見られません。
一度に鑑賞できるのは約20人。時間は15分間。
時間になると入口のドアが開いて壁画のある空間に入ることができ、15分経つと出口が開いて退場。
はじめのドアが開いて視界に絵が飛び込んできた瞬間、ここがどこで今はいつの時代なのか分からなくなるような、壮大な気持ちになりました。
遠近法が使われていて、この人がユダで…と多少の知識はあるものの、実物を目の前にすると、ただただぼーっと眺めて贅沢な時間を味わいました。
ここが食堂だった時代、毎日この絵に見られながらどんな気持ちで食事をしていたんだろう。
現代的なミラノの街ですが、数百年の歴史を持つ建造物もたくさん。
たった数日の滞在でも、イタリアという国の面白さは私たちを虜にします。
嘘みたいに巨大で荘厳なドゥオモは、昼も夜も本当に美しい。
めずらしく真夏日だったこの日はフラフラでしたが、ぜひ屋根の上にも上ってみてください。
尖塔の装飾を近くで見たり、ミラノ市街を眺めたりと、良い時間が流れます。
内部も、幾多の柱が様々な表情を作り出し、ずっといたくなる心地よさをもたらします。
ステンドグラスも華やかです。
コロナの影響に加え、ちょうどバカンスシーズンと重なっていた今回のミラノ旅。
中心部でさえも店舗の半分ほどはお休み中と、少し寂しい部分もありました。
それでも『最後の晩餐』、ドゥオモ、そして美味しい美味しいものたち!に大満足。
お腹も心も満たされた週末トリップでした。