さて、2020年になっても続きます、2019年夏休み。
夏休み第二弾は、今回の記事含めてあと2回で完結です!
もう少しお付き合いくださいませ…
前回では、ようやくクロアチアからギリシャへ飛び立ちました。
ギリシャ旅はサントリーニ島をメインで考えていたため、アテネ観光に充てられるのは実質1日のみ。
見どころが多すぎて周り方もよく分からない…
という私たちのような観光客のために、それぞれの遺跡の単体チケットの他に、共通チケットなるものがあります。
アクロポリス
古代アゴラ
ローマン・アゴラ
ハドリアヌスの図書館
オリンピエイオン・ゼウス神殿
ケラミコスの遺跡
アリストテレスのリュケイオン
上記7ヶ所の共通入場チケットで、有効期間は5日間、価格は30ユーロ。
1日しか時間がない私たちには安くはありませんが、アクロポリス単体チケットがすでに20ユーロなので、結果元は取れました!
オンラインでも購入でき毎回チケットカウンターに並ぶ必要もないので、時間の節約にもなります◎
まずは知名度ナンバーワン、アテナイのアクロポリス!
パルテノン神殿があるところです。
前日夜にアテネに到着した時点で、ホテルから見えていたパルテノン神殿。
あまりにもナチュラルに古代遺跡が存在するアテネという都市に、改めて驚かされました。
アクロポリスまで、街からは緩く長い坂道を歩いて上っていきます。
ドイツのカラリとした夏とは違い、日本のように蒸し暑く体力が奪われるアテネ。
しょっぱなからHPがぐんぐん減っていくのを感じながらも、そびえ立つ白亜の神殿を目指します。
こちらは途中で見られるデュオニソス劇場。
パルテノン神殿にたどり着くまでも、見どころ多しです。
最後にぐぐっと急な階段を上れば、目の前にパルテノン神殿。
アテネを見下ろす丘に、青空に映える白。
ここには非常に多くの観光客が訪れていますが、人々が少なく見えるほど大きく圧巻。
これが教科書で見たパルテノン神殿か…と呆気に取られてしまいました。
破壊、再建、修復を繰り返しているパルテノン神殿は、完全に古代の姿をしているわけではありませんが、その迫力や繊細な彫刻の美しさは素晴らしいものでした。
丘の上から眺めるアテネの街も、今まで見たことのない色彩や空気感で、とても気持ちの良い場所でした。
しかし私たちには時間がない!
さくさく来た道を下り、ローマン・アゴラへ。
ここはかつて市場や集会場として栄えていたそうで、公衆トイレがあったり、日時計・水時計を備えた風の塔(↑写真)があったりと、意外と楽しめます!
ぽつぽつと残された石の柱からは古代の市場の様子が想像でき(後述の古代アゴラは壮大すぎて想像できず)、個人的にはお気に入りです。
その次はまたもや小さ目の遺跡、ハドリアヌスの図書館。
本好き夫婦としては“図書館”と名の付く場所は見逃せません。
何がどう“図書館”なのかは分からなかったけれど、今よりずっと紙そのものや紙に残すことの価値や意義が重かった時代。
ここに何があって、どんな人たちが出入りしていたのか、崩れそうな読書室跡を眺めながら想像しました。
いったんお昼休憩をはさんだら、広大な遺跡、古代アゴラへ。
本当に広かった!
博物館以外はほぼ陽を遮る場所がないので、貴重な休憩スポットでもあります。
古代アゴラ自体は、分かりやすい胸像以外は柱の基礎などが多く、ここが栄えていた様子がイマイチ想像できず…
けれど、ギリシャで最も原型をとどめているというヘファイストス神殿にはテンションが上がりました!
パルテノン神殿より小ぶりな分、装飾もよく観察できます。
また、この場所からはアテナイのアクロポリス(パルテノン神殿)がきれいに見えます。
元々104本あった巨大な柱が、15本残っています。
建物の様子などはなかなか想像できませんが、アテネ最大の神殿遺跡というだけあって、とにかく大きいです。
今回のアテネ滞在は猛ダッシュと言ってもいいくらい駆け足の遺跡巡りでしたが、無理にでも見ておいて良かったです!
夜はピレウス港に移動し、翌朝はフェリーでサントリーニ島へ向かいます。
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