オランダ旅行記はまだ初日ですが、夏休み第一弾としてスペインに行ってきたのでそちらを先に。
スペインは、去年の10月にマヨルカ島へ行ったのが初めてでした。
海、太陽、美食、乾いた土っぽさが印象的で、島ではなく本土も行きたいね、と常々言っていたのです。
今回は、シュトゥットガルトから直行便が出ているマラガ発着。
2時間半程度のフライトで、“Costa del sol(コスタ・デル・ソル=太陽の海岸)”と言われるマラガに到着。
どことなく、シュトゥットガルトより太陽の光が力強い気がします。
マラガ空港からは、事前予約していた長距離バスでグラナダへ。
バス会社はこちらの、ALSA(アルサ)。
無骨で荒涼とした景色を眺めながら、約2時間の移動です。
長いかな?と少し不安でしたが、座席は広々、Wi-Fi有り、と快適なバスでした。
たどり着いたグラナダは、街の中心に立派なカテドラルが。
直線的で土色の建物が、南国に来たなぁと思わせてくれます。
街は分かりやすいメインストリートや広場もありますが、趣深い細道が幾筋も通っていて、つい寄り道したくなります。
急な坂道も多く、街歩きが楽しい所です。
そして、日々美味しいものに飢えている私たちがスペインに求めていることは、もちろん食!!
特にグラナダは、おつまみのように提供される「タパスがスゴイらしい‥」ということで、人気の少ない路地にも関わらず大盛況だったこちらへ。
立ち飲みスタイルはちょっと疲れる‥けれど、カウンターにもたれかかってお酒を嗜むのも良い気分です♪
夫はビール、私はサングリアを注文。
まず感動したのが、どちらもキンキンに冷えていること!!
サングリアは飲みやすくてフルーティーで、ついぐびぐびいってしまいそうになります。
私たちはドリンクを2杯頼んだので、タパスが2人分出てきます。
日本でもお通しとかあるし、マヨルカでもタパスは出てきたし、グラナダのタパスは本当にすごいのか!?と半信半疑の私たちの目の前に、どんと置かれた一皿。
えっこれが無料のタパス!?
まず量が多い。
料理の内容も、お通しを超えているのでは‥!?
期待大で一口。
‥お、おいしいーーーー!!!!!
スペインの食文化恐るべし。
同じく食文化が豊かな日本に生まれ育った身としては、やっぱりこうして、そこで穫れるものを最大限活かして、おいしく楽しく美しく食べる文化を持つ国が好きです。
サクッサクの衣の中からは、ハフハフの白身魚。
付け合わせのキャベツも、スパイシーで食べたことがない味。
さらにグラナダの真骨頂はここから。
夫が2杯目を頼むと、なんと違う種類のタパスがまた出てくるのです!!
このタコのフリットが最高…
フードメニュー頼ませる気ゼロ!!
私は2杯目は頼まなかったので1人分のタパスですが、全然少なくない。
結局程よくお腹が満たされて、お会計。
ドリンク3杯分で、7ユーロほど。
安っ!!!!!
日本でも最近“せんべろ”といって、1000円でベロベロになれるほどお酒を楽しめるお店もあるようですが(‥ありますよね?)、グラナダのバル、すべて“せんべろ”です。
なんなら“ワンコインべろ”。
素晴らしい街。
すっかり気を良くした私たち、アラブ街であり世界遺産でもあるアルバイシンというエリアを散策したり、ちょこちょこ買い物をしたり‥
ですが、早朝5時台フライトのツケが回り、一旦力尽き‥
ホテルはカテドラル真横、という抜群のロケーションなので、仮眠を取りに戻ります‥
基本的に歩き回る街であることと、14〜17時くらいはシエスタ(昼休み)のお店も多いため、好きな時に休憩できる場所に宿泊するのがオススメです。
なんせここは“Costa del sol”、“情熱のアンダルシア”、夏の陽射しに確実に体力を奪われます。
シエスタ文化にも納得。
私たちもシエスタ後は復活!
アンダルシアに来たならば欠かせない!
本場でフラメンコ鑑賞を楽しみました。
暴力的なくらい力強くて、圧倒!かっこよかった…
しかし、気持ちよく歌い上げるお兄さんのシャツのボタンが、何度留めても外れてしまう…
その位置ちょうどおへそ…
あぁこれは“笑ってはいけない”だ、試されている…と思いつつ、どうしても我慢できず吹き出してしまった私です。
気を取り直して一軒バルを挟み、再びフリータパスに感動。
タイルが素敵な店構え。
ジャガイモとチョリソー、ベーコンのスパイシーな煮込み。おいしい…
そして時刻は9時過ぎ、そろそろ良い頃合いです。
曲がりくねったキツイ坂道を迷いながらたどり着いたのは、サン・ニコラス展望台。
ご褒美のような絶景が待っていました。
夕暮れから夜にかけて表情を変えていくアルハンブラ宮殿を、集まった人々それぞれの想いで胸に刻みます。
誰もがスマホやカメラを向けますが、やっぱり肉眼には叶わないものです。
とはいっても、写真で見返しても綺麗。
明日はあのアルハンブラ宮殿を堪能します。
とっぷり日も暮れて、少し怪しげな雰囲気の漂うグラナダの街を歩いているうちに、いつの間にかまたバルへ吸い込まれていく私たち。
新鮮なエビの塩ゆでがフリータパス。
ほんのり温かく脂がとろけてもう絶品。
なんだか食べて飲んでばかりの一日目、大満足で眠りに落ちました。
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