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from Germany, 旅が好き、本が好き。

北欧旅行8日目~森と湖の国で~

フィンランドを表す言葉といえば、「森と湖の国」。
その両方とあまり馴染みのない暮らしをしてきた私には、なかなかイメージがわきません。

今回はヘルシンキ滞在のため、湖水地方であるフィンランド中部から中東部までは遠すぎる…
でも「森と湖」を堪能したい…

そんなワガママをきいてくれる夢のような場所が、ヘルシンキ郊外にあるんです!

それが、ヌークシオ国立公園

映画『かもめ食堂』で観たことがある方も多いのでは?

↑こちらが、ヌークシオ国立公園です。

鏡のような美しい水面の向こうに、広がる森。
この風景に出会いたくてフィンランドに飛んだ方もたくさんいらっしゃると思います。

とても心に響くヴィジュアルですね。

そんなヌークシオ国立公園から始まる、自然にたっぷり触れる一日です。

ヌークシオ国立公園へのアクセス

ヘルシンキ中央駅からEspoo(エスポー)まで電車に揺られること約25分。

そこから、245番のバスに乗って、約30分。

散策ルートはたくさんあるので、事前にどの停留所で降りるか調べておきます。
また、交通機関は時刻表や行先変更もあるので、下記のサイトから最新情報をどうぞ。
HSL(英語あり)

私たちは、「Nuuksionpää」という所で降りました。
少し手前の「Haukkalammentie」で降りる人が多かったのですが、どうやらそちらがガイドブック推奨の停留所のようです。
ただ、序盤からハイキングを楽しみたい!という方はHaukkalammentieではなくNuuksionpääまで行くのが良さそうです。

Nuuksionpääで降りたのは私たちだけだったので結構不安なスタートでしたが、一本道を進むしかないので歩き始めます。

森の中、ではありませんが舗装路でもないので土のクッションを感じながら進みます。

一応車道でもあるので、車にはお気を付けください。

15分ほど歩いたら、「Högbacka」という停留所に着きます。

本当は最初からここまで乗りたいところですが、現在はバスがここまで来ていないようなので歩きました。

いざ森へ!

停留所の向かい側に、看板が立っています。

ここが森への入り口。

先ほどまでの道とは全然違います!

一歩足を踏み入れた途端、空気が変わります。

登山でもそうですが、あの瞬間って本当に気持ち良いですよね。
木々のざわめきや鳥の声がぶわっと大きくなって、空気がすっと軽くなるような。

五感が喜んでいるのが自分でも分かる瞬間です。

道自体はほぼ平坦ですが、小川があったり少し開けた所があったりきのこが生えていたり、飽きることなく歩けます。

看板に従って、「Haukkalampi」というインフォメーションセンターを目指します。

のんびりペースでも、45分ほどでたどり着きました。

Haukkalampiからハイキングコースへ

Haukkalampiに着くと、大勢のハイカーがいます。

唯一のトイレと、飲み物や軽食も売っているインフォメーションセンターがあります。
軽食といってもパンひとつ、程度なので、飲食物は必ず持参した方が安心です!

ここでは地図や帰りのバスの時刻表の確認などを済ませておきます。

帰りのバスは本数が少ないので、それに合わせて動くとよいかと思います。

私たちは、「Siikaniemi」というバス停まで抜けるコースを歩きます。
乗りたいバスの時間は15:48
約2時間半ありますが、これが妥当なのか分からないまま、出発!

目印が付いていて気軽に歩けるハイキングコースは、3種類あります。
・赤 2.4km
・青 3.7km
・黄 7.2km

私たちは黄色コースに沿って進み、折り返さずにSiikaniemiから帰ります。

ハイキングコースは、森を最低限切り拓いて作られているので、景観を損ねることなく自然を楽しむことができます。

また、短い間隔で木に目印が付いているので、迷う心配もありません。

色で分かるので、どんな言語の人でも理解でき、デザイン的にもおしゃれですね。

湖を眺めながらランチ

20分ほど歩くと何やらいい匂いのする、開けた場所へ出ました。

岩場やベンチに座って食事している人がたくさんいます。

私たちも、ここで少し遅めのランチにしましょう。

朝、ヘルシンキで買ってきたサンドイッチ。
格別の美味しさです。

眼下には湖。

泳いでいる少年たちもいました。

水面には木々のシルエットが映り込み、空の青を反射し、息を呑む美しさです。



いい匂いの正体は、こちらでした。
なんと無料の薪と小さなバーベキュー場のようなテーブルがあり、着火具を持参すれば誰でも自由に使えるのです。

ソーセージやパンを焼いていたようで、サンドイッチを食べたばかりなのに食欲がそそられます。

軽装のファミリーや年配の夫婦なども多く、フィンランドの人にとって森や湖は“わざわざ来る”というわけではなく本当に身近な存在なのだと実感しました。

黄色コースを進む

ゆったりとした時間に身を任せつつも、帰りのバスの時間もあるので先へと進みます。

土曜日だというのにそこまで人は多くなく、自分たちのペースで歩けます。

次から次へと現れる湖はどれも美しく、眺めているだけで浄化されるようです。

看板の目印と「Siikaniemiまで○km」の文字のおかげで、方向感覚もペース配分も狂うことなく安心。
と思いきや、最後にのんびりしてしまい少し駆け足でした。

15:40頃、無事にバス停へ。

たくさん歩きましたが、ふかふかの腐葉土の上だったので、思ったほどの疲労ではありません。
とはいえ座るとじーんと足が重くなります。

フィンランド定番のチョコ、Fazerで糖分補給。

あぁ美味しい!

ヘルシンキへ

Siikaniemiからは238番のバスで約1時間、「Leppävaara」へ向かいます。

二人とも爆睡で、あっという間にLeppävaaraでした。

ここはEspooとヘルシンキの中間くらいなので、約15分弱でヘルシンキまで帰れます。

半日の大満足ハイキング、お疲れさまでした!

スオメンリンナの要塞

と、これでは終わらないのが私たちの旅。
自然に触れたい欲は満たされるどころか高まって、今から行けるところはないか!?と探し始めます。

ありました♪

スオメンリンナの要塞

こちらは、ヘルシンキの港からフェリーでたった15分で行ける島。

1748年から海上要塞の建設が始まり、時には戦によってロシア領になったりしながらも、1991年、ユネスコ世界遺産に登録されました。

街の中心部から近いこともあり人気の観光地の一つです。

全長6kmの要塞の壁や迫力満点の大砲、薄暗いトンネル、高台から眺める海、海から眺めるヘルシンキの街並み…と、小さな島とは思えないほど見どころたっぷりです。
夕方に着いたので刻一刻と変わっていく海と空の色を味わいながら、島を一周歩きました。

自然とともに歴史も感じられるおすすめスポットです。

トラムや電車の乗り放題チケットを持っていればフェリーは無料なので、海上散歩気分でぜひ訪れてみては?

北欧の魅力

海があって、森があって、湖があって、素敵なデザインがあって、ゆったり暮らす人々がいる。

ずっと行ってみたかったフィンランドは、思っていた以上に素晴らしいところでした。

意外にも日本から一番近いヨーロッパであるフィンランド。
若い女性一人旅や、母娘旅など、日本人もたくさん見かけました。

すっかりフィンランドの魅力に取りつかれた私も、ドイツにいる間はもちろん、帰国してからも行きたい国になりました。

また、大きく「北欧」と括っていましたが、当たり前ですがそれぞれの国に歴史があり、言葉があり、生活がある。
今度は一つの都市にゆっくり滞在してみたいです。

いつでも、どんな人でも、温かく柔らかく受け止めてくれる、そんな優しさを感じる北欧。

ありがとう!また会いに行くよ!


 

長々続いた北欧編も、これにて終了。
お付き合いいただきありがとうございました。

 

 

次の旅はどこへ?



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